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くらしの中のうつわ

取扱い方法

1.上手な扱い方

漆器は本来一旦乾燥すると接着力が強く、防水性や耐熱性が高く、また薬品にも侵されない優れた特性を持っていますが、冷暖房のきいた部屋で生活するという最近の生活様式の変化はこの漆器の取り扱いにも注意が必要となりました。

2.保存方法

日常使うものは、直射日光の当たらない食器棚にしまいます。重ねて収納する場合は、焼き物などの硬いものとは別にし、漆器同士で収納するようにします。大切なものや長時間使わないものは、漆器と漆器の間にティッシュペーパーや柔らかい木綿布に包んで箱に入れ、冷暖房のない北側の部屋に収納します。また、漆器は使わなくとも年に一、二度は箱から出して微温湯で洗い、よく拭取った後、風通しのよい部屋に(日光の当たらない場所)4〜5時間乾燥してから元のように収納します。漆器を長持ちさせるコツは数個のものを交互に使うなどして加湿と乾燥を繰り返すことです。

3.漆器の匂い

塗り上がったばかりの漆器は数ヶ月から一年くらい匂いが残ることがあります。この匂いをとる方法としては米糠の中にしばらく入れておくか、脱臭剤の入った箱に入れておくことです。入手した器をすぐに食器棚に収納することはほかの食器に匂いが移ることがあるのでやめましょう。微温湯で湯通しをして、風通しのよい部屋に(直射日光の当たらないところ)並べて数日間置くようにしましょう。すぐに使う場合は水に少量の酢を入れて洗うとだいぶ匂いが取れます。

酢を使った匂いのとり方・・・

  1. ボール(直径25〜30センチメートル)一杯の水にぐい呑み一杯の酢を入れる。
  2. ボールの中で軽く洗うか、柔らかい布に含ませて丁寧に拭き取る。
  3. 酢の匂いをとるために微温湯で洗い水気を拭き取る。(30℃くらいのお湯)
  4. タオルを敷いた上に伏せて、一晩ほど置いてかわかす。

4.使用後の扱い方

使用後、汚れのひどいものは布巾かティッシュペーパーで軽く拭き取り、微温湯で、布巾かスポンジ(研磨剤の入ったスポンジは使わない)で手早く洗う。油などの汚れのひどいものは、台所用洗剤を薄めて使います。洗い上げは水気を切り、乾いた布で丁寧に拭き上げます。湯水の中に長時間入れたままにするのはやめましょう。