つややかな赤や緑の漆の下から浮かび上がる銀の輝き。あでやかな光沢と華やかな色調から「玉虫塗」と命名された漆芸は、仙台で生まれた技法です。昭和7年、当時仙台にあった商工省国立工芸指導所で開発されました。その味わいは、国内はもとより国外で特に好まれ、戦後は輸出漆器の中心を担うほどでした。以来、和と洋、どちらにも調和する漆器として親しまれています。