仙台市長より友好記念都市への贈呈

仙台市の郡市長と国際姉妹・友好都市である中国長春市の張市長は10月27日にオンライン会談を行い、仙台市からは宮城県指定伝統的工芸品「玉虫塗」の金胎花瓶が贈られました。花瓶には沈金で鳳凰が描かれております。

鳳凰(ほうおう)は、天下泰平の世にのみ姿を現し、人々に平和と安寧をもたらすとされてきました。その縁起の良さや美しさから、絵画や建築物のモチーフとしても多用されています。中国神話の伝説の鳥、霊鳥で、鳳皇とも呼ばれます。日本や朝鮮など東アジア全域にわたって、装飾やシンボル、物語・説話・説教などで登場しています。

沈金(ちんきん)とは、加飾(塗りの上に絵を描く)をするための技法の一つです。 ノミ(刀)で塗面に模様を彫り、彫ったあとに出来た凹部に漆をすり込み、そこへ金・銀の箔や粉、あるいは、色の粉を埋め(沈めて)模様を描きます。

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