「玉虫塗」高級グラス NYディレクターとのコラボレーション

玉虫塗motoglass

(左から、株式会社佐浦 代表取締役社長 佐浦弘一氏、株式会社 名取屋染工場 取締役 佐々木民子氏、KEN HIKOFU氏、仙台市長 奥山恵美子氏、有限会社 東北工芸製作所 常務取締役 佐浦みどり、菅原工芸硝子株式会社 代表取締役社長 菅原裕輔氏、仙台市副市長 伊藤敬幹氏)

東北工芸製作所は、仙台市出身でニューヨーク市在住のクリエイティブ・ディレクター、KEN HIKOFU 氏及び、仙台・宮城の企業と連携し、日本の優れた伝統技法と、その美しさを国内外に発信するための新商品「motoglass(モォトグラス)」を発売します。

新商品発表会は、KEN氏と共同開発してきた地元宮城をはじめとする企業が一同に介し、本プロジェクトをクリエイティブ産業振興として支援する仙台市役所で行われ、「motoglass」を含めた3つの商品が発表されました。

なお当初はカネイリミュージアムショップ6(せんだいメディアテーク1階)での限定数の発売となり、「motoglass」の最新情報はこのウェブサイトにて随時発表をしていきます。商品の詳細は以下の通りです。

新商品の概要
● motoglass collection by KEN HIKOFU in NEW YORK

「The element of surprise creates the beauty(意外性が創り出す美しさ)」がコンセプト。艶やかな光沢と鮮やかな色彩は仙台生まれの伝統的な漆芸 玉虫塗 によるもの。美しいフォルムの高品質なハンドメイドグラスに、暮らしに驚きと喜びを添えるデザインを施している。向きや角度によって多様な表情が楽しめる優雅な「モォトグラス」は、シャンパングラスやビールグラスとして贅沢な時間を約束する。本麻の上品なコースターはケヤキの葉の柄を淡く染め上げている。
※ 「モォト」とは「モチベーションを与える人や物」を意味する「モチベーター」の短縮語、また商品コンセプトの『エレメント』が意味する『元素や要素』の『モト』から命名。

玉虫塗motoglass

motoglass玉虫塗

プロフィール
KEN HIKOFU
仙台市出身、米国ニューヨーク市在住のクリエイティブ・ディレクター。1967年生まれ。1990年に渡米。ラルフ・ローレン、カルバン・クライン等のブランドに対して、テーブルウェア、インテリア生活雑貨、商品パッケージング、テキスタイル(布地)等のデザインを提供してきた。近年では、世界各国の大手企業のブランディング、新ブランド立ち上げの制作総指揮なども行っている。
2010年9月に日本APEC第3回高級実務者会合が仙台で開催された際に、APEC仙台開催を象徴するオリジナルデザインを仙台市に提供した。

株式会社 菅原工芸硝子
「Sghr」ブランドとして、高品質の素材を用いて、創造性豊かな職人たちが、一つひとつハンドメイドでグラスウェア等を製作する。海外でも評価が高く、三ツ星レストランや高級ホテルでも取り扱われている。
所在地 千葉県山武郡九十九里町藤下797

株式会社 名取屋染工場
日本古来の伝統的な 「注染(ちゅうせん)」という染め技法で手ぬぐいや小物を生産している。また、江戸時代後期に仙台で発達した型染め「常盤紺型染」の保存・復刻にも努めている。
所在地 仙台市青葉区上愛子字街道77-8



KEN氏による同時発表商品
今回の新商品発表会で「motoglass」と共に発表された、KEN氏ディレクションによる株式会社名取屋染工場及び株式会社佐浦の商品もご紹介します。

● zelkova collection

杜の都・仙台を象徴する「zelkova」(ケヤキ)をモチーフとして、天然のリネン100%を用いて製作した、現代の食空間に寄り添うシックで上品なテーブルマットのコレクション。テーブルランナー、ランチョンマット、コースターの3種類で展開。
2010年9月に日本APEC第3回高級実務者会合が仙台で開催された際に、KEN氏がAPEC仙台開催のために制作したデザインがベースとなっている。

・ゼルコバ テーブルランナー(1枚) 35×230cm
・ランチョンマット(4枚セット)30×44cm     3種類セット24,600円(税抜)
・ゼルコバ コースター(リバーシブル4枚セット)10×10cm
<製作> 名取屋染工場
<販売> カネイリミュージアムショップ6にて、2014年7月4日より、限定販売

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● 純米大吟醸浦霞“M”

宮城の銘酒「浦霞」。その気品と上質感を兼ね備えた限定醸造の最高級酒 である大吟醸の魅力を世界に発信するため、KEN氏がボトルラベル、パッケージを新たにデザインした。宮城の県花「ミヤギノハギ」と宮城県の「M」をモチーフとして、伝統的なスクロール模様と組み合わせた、従来の日本酒のパッケージにはない優美なデザインで、宮城の酒造りという匠の技を世界にアピールする。この「純米大吟醸浦霞“M”」は2014年3月より、厳選されたニューヨークの高級和食レストランで先行販売し、好評を得ている。今回の国内での限定販売に際して、購入者特典として配布する、ニューヨーク限定PR用仙台手ぬぐいも合わせて発表する。

<製造・製作>
純米大吟醸浦霞“M”:佐浦
PR用仙台手ぬぐい:名取屋染工場
<国内限定販売>
2014年7月3日、4日の二日間のみ、カネイリミュージアムショップ6にて限定販売。なお、今回は純米大吟醸浦霞 “M”(720ml 4,500円 税抜)と、「純米吟醸 浦霞禅」の海外輸出向け商品(720ml 2,160円 税抜)の二種類を販売。
浦霞M

*写真提供:手とてとテ -仙台・宮城のてしごとたち-